母親の性格を今になって思うと下記のようである。
気位が高く、自分の身を常に案じ、人の気持ちを考えず、言いたい
ことを言い、差別感が強く、今の Maco からみれば我儘な性格であった。
この母親の性格のせいで、Maco はいろんな意味で被害者であった。
本来の理想の母親の姿は、自分のことはさておき、子供には愛情のみ
で接すべきであろうと思う。
今から18年前、一人でデンマークをレンタカーで一週間ばかり、旅行
したことがある。
旅の途中、童話作家アンデルセンの生家があるフュン島の都市オーデンセ
に立ち寄り、アンデルセンの生家を見学した。
さぞかし立派な家であろうと想像していたのだが、アンデルセンの生家を
見て驚いた。
入口の左手には靴職人であった父親の小さな仕事場があり、奥には一家が
寝起きした一室のみであった。まきストーブがあり、8畳ぐらいの一室のみ
であった。
アンデルセンは、両親の愛と母親の盲信によって育てられ、若い頃から想像
力を発揮したと言われている。この想像力の源は、母親の愛情をもって育て
られたことによってはぐくまれたものと思われる。
いかに母親の子供への愛情が重要であるかを示す一例である。
今でもこのアンデルセンの生家を思い出すと、涙が出てくる。
Maco の母親と比較するのはおこがましいが、Maco もアンデルセンの母親の
ような母親に育ててほしかった。
また、家の大きさに表されるような物質的の事柄よりも、精神的なものが子供
の心を豊かなものにし、幸福感を与えるようである。
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